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【19】~心霊スポットでの再現映像の撮影・・・前編

.26 2011 実体験 comment(0) trackback(0)
これは私が売れない役者だった頃の話し・・・。
“心霊特番”で使う“再現映像”の撮影の為、その心霊スポットへ行く事に・・・。
(^^;何でわざわざ現場で撮影なんだか・・・。)
チョット記憶が薄れてしまって、番組名も、その心霊スポットの所在地も忘れてしまったのですが、
確か、茨城だったかと・・・栃木だったかなあ・・・。

現場は古いレンガ造りの洋館で、国道から少し外れた場所に在り、竹薮に囲まれている為簡単には見つけられない感じでした。
番組上の話しでは、そこは戦前、外人が運営していた“ワイン工場”で、その外国人達は戦時中に強制収容所に送られて死んだ、とか、
その場で軍人に切り殺された・・・とかで、恨みを残し、今もこの【洋館】にさ迷い出る・・・と言う話し。

私は新宿駅でロケバスに拾われ、そのまま現地へ~。
台本は簡単なペラ紙二枚で、バスの中で覚えさせられました。
・・・心霊スポットへ肝試しに来た大学生達が、本当に“幽霊”に遭遇してしまい、慌てて逃げる際、一番強気だった“先輩”が捕まってしまう・・・という設定。
・・・私が“先輩”役・・・おいおい。
でも、すでに“怪談”フリークと化していた私は、行きのバスの中でもウキウキでした。

現地に着くと、畑の合間の農道を通り、竹薮の前でバスは停車。
3時間程の道のりだったので、現地に入った頃には既に日は落ちて、綺麗な月が出ていました。

スタッフが機材を下ろすのと一緒に、ADに連れられとりあえず現場の下見に・・・。
明らかに異様な雰囲気が漂う竹薮の中に入ると、何故か風が吹き荒れていました。
(竹薮の外は風一つ吹かない無風状態なのに、何故か竹薮の中だけ風がびゅうびゅう・・・。)
レンガ造りのその建物は、正面と向かって左側の壁はかろうじて残っているものの、右手と裏は殆ど壁が残っていず、
しかも一階の床は殆ど抜けて、地下倉庫だったらしき穴に瓦礫が詰まっている状態でした。
かろうじて玄関周りは床が残っていて、二階に続く階段らしきものも残っていましたが、「登るのは危険」と止められ、正直見る所は“残った壁”だけといった状態でした。
「ここで撮影するんですか?」
「まあ、玄関辺りでの会話シーンと、後は逃げ出して来る“外”での撮影だから・・・。」

とりあえず撮影スタッフの準備に1時間程かかるので、俳優陣は現場で待つ事に・・・。
すると、じわじわと怪現象が始まりました。

手始めは二階の更に上、屋根裏部屋に当たる部分に有る窓に付いた鎧戸・・・。
相変わらず竹薮の外は無風なのに、竹薮の中は何かが飛び回っている様に風が吹き荒れ、その鎧戸が規則正しく、「ギイ~バタン!ギイ~~バタン!ギギイ~~~バタン!!」
「これじゃあ、音声取れないかなあ~。」
録音部のスタッフが困っていました。
「それにあの声、何とかならないのかなあ・・・。」
「声ですか?」
聞くと、竹薮の奥から若い女の子がオシャベリする声が聞こえて来ると言う。
耳を澄まして聞くと、確かにどこからか話し声が・・・しかもかなり盛り上がって、楽しそうだ。
「どこからなんですかねえ?」
「制作部に見に行かせたんだけど、分らないみたいなんだよ・・・だから、黙らせようにも・・・ねえ。」
録音部の人も、余り深くは詮索したく無い様子でした。
「う、うああああ!!?」
そんな話しをしていると、突然悲鳴というより驚きの声が上がりました。
スグ後ろだったので振り向くと、今しも倒れそうになっているカメラにスタッフが飛びついて阻止しようとしている瞬間でした。
「ガッシャ~ン!!」
スタッフは惜しくも間に合わず、カメラは衝撃音と共に見事に転倒・・・。
「きゃはははは♪」
それと同時に竹薮の奥の女の子達の声もMAXに・・・。
「参ったなあ・・・こりゃ久しぶりに本物かあ・・・。」
スタッフの一人がぼそっとつぶやいた。
(正直いつもの撮影現場なら、カメラが倒れたら大騒ぎ!何しろカメラ一台大体一千万、乗ってる三脚でさえ百万以上する物、まずカメラアシスタントが怒鳴られ、撮影現場に張り詰めた空気が漂うのが常だが、
この時は、“平地に三脚を立て”“ごく自然にカメラが置いてあった”のに、
少し強い風が吹いていたとはいえ、ひとりでに倒れたのを皆が見ていた為、チーフカメラマンも怒るに怒れず困っていました^^;)

小一時間程経っても、相変わらず竹薮の奥の声は止まず、風も吹き荒れ、鎧戸は音を立てていましたが、
「準備出来ましたあ~!それでは撮影始めま~す!」
の一声で、撮影がいよいよ始まりました・・・。


~つづく・・・。
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