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【16】~TV局の怪談・・・その1

.19 2011 実体験 comment(0) trackback(0)
TV局に纏わる怪談・・・数多く聞かれますねえ。
私も15年程TVや映画の裏方をやったり、役者をしてみたり・・・いわゆる“業界”で仕事をしてきたので、色々な話しを見聞きしてきました。
では、時系列を考えて、私が“業界”に入りたての頃のお話しから・・・。

建築系の専門学校を出て、一度はその道に進もうかと考えたのですが、いかんせん、長時間机に向かって集中する事が苦手だった私は、
意を決して、友人のおとうさんに“舞台美術”の仕事がしたいと相談してみました。
程なく紹介されたのが、「日本テレビ」の美術の会社でした。
「まずは現場で仕事して、どんなモノか体験してきなさい。」と、いわゆる“小道具”さん的な仕事をもらい、麹町の“旧”日本テレビ本社へ。

行った事のある方も多いかと思いますが、イメージどうり巨大なその建物は、地下4階・地上6階の不夜城でした。
基本、地上部分が“スタジオ”・“編集”・“事務所”、地下が“倉庫”・“管理”と言った感じで、地上部分はイメージ通りでしたが、
地下部分の広さに圧倒されたのが、今も強く記憶に残っています。

配属されたばかりのド素人の私は、まずは「みのもんた」さんが当時やっていた、「おもいっきりテレビ」に行かされました。
まあ、仕事と言えば、セットに椅子を並べたり、タレントさんの飲み物を用意したりと大した仕事も無く、
どちらかと言えば、先輩に社内の案内をしてもらったり、他の仕事の話しを聞いたりなど、新人研修的な感じでした。
そして、4年先輩の女性に案内され、日本テレビ【地下3階の美術倉庫】へ・・・。

「本当は大道具さんの倉庫なんだけど、置ききれない道具をスペースを借りて置かしてもらってるの、
だから余り使わない物がほとんどで、滅多に行かないんだけどね。
・・・じゃ、このエレベーターで行けるから、ちょっと見て来て。」
(へ?一人で?先輩は?)
「あたしは行かないよ!行きたくないもん!・・・行ってみれば分かるよ。」
(・・・?、何か嫌な予感がする・・・って言うか、確定だ・・・。)

仕方ないので、一人でエレベーターへ。
エレベーターは二基、一つは人が乗る少し大き目の普通のエレベーター、二つ目は搬入用の大型エレベーター。
一人なので、普通のエレベーターで【地下3階の美術倉庫】へ・・・。

「たまに動かなくなる時があるから、ヤバイと思ったら反対側の大型エレベーターへ行くか、非常階段で戻ってね!」
!?・・・エレベーターが閉まる瞬間に言う事かあ!!?

「チ~ン」・・・まったくもって普通にエレベーターが開く・・・ああ、ヤバイ空気で一杯だ・・・。
見渡す限り、道具がぎっちり積み込まれた台車が並ぶ、いかにも美術の倉庫。
ただ、人気は全く無く、地上のスタジオ周りの華やかさが嘘の様に静まり返っている。
まずは、非常の場合を考え、大型エレベーターの位置確認。
非常階段も在る、・・・でも、天井の高さが半端じゃ無い為、地下3階だと実質9階分位の高さが有る・・・走って逃げるにはきつそうだ・・・。
ざっと見回してみたが、地下2階の倉庫とさして変わりは無い。
違いと言えば、大道具のパネルが多く有るのと、エレベーターの脇に【機械室】らしき鉄扉の付いた部屋が在るくらい。

・・・明らかに【機械室】から異様な空気が漂っている・・・。

「しょうがない、一応見ておくか・・・。」

その異様な空気の正体と、先輩の「ヤバイ」の一言が気に掛かっていたのも有ったし、どうせこの先何度も来なければならないという事もあり、
「まったく、やってらんねーなあ・・・。」
などと一人言を呟きながら、【機械室】の扉に手を掛けた。
「ギギギギ~~~・・・」
(おいおい、音からしてホラーじゃねえか・・・。)
中に入ると真っ暗な室内に扉からの光が差し込み、思った通り【機械室】である事が分かった。
中は色々な機械、特に空調系とエレベーター系の機械がうなりを上げて動いており、結構な騒音がしていた。
「何てことも無いな・・・。」
少し気が抜けて、中に入ってみる。

!?

中の電気を着け、2・3メートルも行った辺りで、急激に肩が重くなった!
息も苦しい!体が明らかに重い!!
“妖怪レーダー”がマックスに達して、“死”の危険を感じている!!!
「うああああああ!!!」

悲鳴を上げて【機械室】を飛び出す!!

一番近い大型エレベーターのボタンを押すと、扉がゆっくりと開き始める。
「お!遅いいいいい!!!」
開き切るのを待たず、エレベーターに飛び乗ると、“閉まる”ボタンを連打!!
「は、は、早く閉まれええええ!!!」
【機械室】をちらりと見ると、部屋の電気がゆっくりと消えて行く!
「ひいいいいいいい!!!」

「ビ~~」
大型エレベーターが地上1階で開き始めた。
「どうだったあ?」
「うあ!?」
エレベーターの前には、すでに先輩がニコニコしながら待って居た。
「どうもこうも、ヤバイですよあそこ!!」
「でしょ?だからあたしは行きたくなかったの、夜なんか首にされても絶対行かないよ~。」
「んな!そんな所に一人で行かせるなんて・・・ってか、何でこのエレベーターで戻って来るって分かったんですか?」
「ん?ああ、初めて【地下3階の倉庫】へ行くと、皆大体こっちで上がって来るんだよねえ、あたしもそうだったし。」
(ああ、何となく分かる・・・。)
「あ、電気消して来た?」
「・・・勝手に消えていきました・・・。」
「ああ、それじゃあ今頃また電気着いてるはずだねえ・・・行って消して来て!」

(お、鬼だあ・・・・・。)
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