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【12】~相模病院跡で見た“モノ” ~Middle~

.30 2011 実体験 comment(0) trackback(0)
これも私が高校生の頃の話し・・・
もっぱらバイクで行動していたのに、友達の一人が車の免許を取得し、行動パターンに変化が出た。
今までは夜中、峠に走りに行ったり、コンビにでくっちゃべる程度だったのが、必須科目に「心霊スポット」が加えられた。
(^^;バイクで行くのはやっぱり、何か怖かったんでしょうねえ・・・。)

当然、まずはメジャーな所。
【相模病院跡】はTVでも話題になっていたので、当然の様に車で向かった。
一回目に行った時は、一応地下の“霊安室”と“3階の病室”にも行ったが、何も起こらなかった。
(ただ、皆一様にかなりおびえていたように記憶している。)
~現地はメジャーになっており、人が溢れていたが・・・。
私は帰り際、「これじゃお化けも逃げちゃうよな!」と、余計な強がりを言った為、その後しばらく「へたれ」扱いされてしまった・・・(TωT)

2回目に行ったのもそれ程期間は離れていなかったと思う。
自分を入れて3人。
でも、現地に行けば人が沢山居るだろうから不安は無かった。
到着したのは2時半・・・もう誰も居なかった・・・。

「おい、降りようぜ・・・。」友達の一人が即す。・・・誰も降りない。
「お化けも逃げちゃってるんだろ!お前早く降りろよ!」・・・Σ( ̄ロ ̄lll)ふざけるな!!!
しばらくそんなやり取りをしていると、もう一台別の“お客達”がやってきた。
5人組みの同世代の男だけのグループだ。
(一緒に行けば怖く無いかな・・・。)
「俺らも行こうか!」急に強気に出てみたら、皆に白い目で見られた・・・(TωT)

「こんばんは~・・・。」
5人組に恐る恐る声を掛ける、(ビクッ!)険しい表情で5人が一斉に振り向く。(怖がらせてしまったらしい)
「あの~、何だったら一緒に行きませんか?」と聞くと、
「ああ!何だ・・・良いですよ、一緒に行きましょう。ウチラ懐中電灯一個しか無いですけど。」
Σ( ̄ロ ̄lll)しまった!こっちには一個も無い!!!
申し訳無さそうに三人で『ライター』を出す・・・。
「・・・ははは、行きましょうか・・・。」

一階入り口から入ると右手に手術室、・・・惨憺たる状況だ・・・。
もう破壊しつくされ、壁も一面落書きだらけ、床にはごみが散乱していて足の踏み場も無い。
一階奥の宿直室跡に布団と共に生活ごみが有った、(やっぱり浮浪者が住んでるんだな・・・)

まずは上の階へ行こうとすると、5人組が、「時間も遅いし、地下へ行っちゃおうよ。」
(懐中電灯は彼らの物だし、付き合ってもらった手前、選択の余地は無い・・・)
入り口の左手に非常階段も在ったのだが、流れで一番奥のメイン階段で地下へ降りる。
地下も同じく惨憺たる状況だ・・・いや、一番酷い・・・。
“霊安室”へ向かうと、何故か入り口には自転車が・・・(^^;ああ、とんねるずの番組でも出てたなあ)
霊安室の中も、さながらゴミ溜め・・・少し皆が飽きてきている・・・心霊スポットと言うより、ゴミ溜めじゃあねえ・・・。

「あれ?あれれ・・・?」

その時、唯一の懐中電灯を持った人が、妙な声を挙げた、何やら懐中電灯を“振っている”
「どったの?」連れが聞く。
「何か調子悪いみたい・・・新品なんだけどなあ・・・。」

パンッ!!パン!パパンッ!!!

突如辺りが真っ暗になった!!!
皆が持っていた“ライター”が、突然弾け飛んだのだ!!!
懐中電灯も既に消えている!
地下なので、窓明かりも無く、全くの『真の闇』だ!!!

「ぎゃあああああああああああ!!!!!」
誰もが闇の中もがいている!完全なパニックだ!!!
全員が闇の中、会談を目指す!狭い階段を皆が四つんばいになりながら駆け上がる!!
階段を上がるとそこには割られた“窓”が、全員がガラスの破片を物ともせずに飛び出していく!!

・・・何人かは床に散乱していたガラス片や、窓に残っていたガラスで怪我をしていた・・・。
全員、顔面蒼白・・・肩で息をしながら、一人はモドシテしまっている・・・。
「ぜ、全員居るかぁ・・・?」
人数を確認する・・・8人、全員居る!!良かった!!!
「た、助かったあ~、何なんだいったい!何が起こったんだ!?」
状況は明白・・・全ての“明かり”が、一瞬で消し飛んだのだ。
タイミングは「つまんないね、帰ろうか?」と誰かが言ったとたんだった・・・。
皆がそれを思い出し、一層顔の色を青くし、沈黙した。
「・・・皆一応無事だったし、帰ろうか?」一人が切り出した。
「そ、そうだね!帰ろっか!」

「ちょ、ちょっと待って・・・こ、これ見てくれる・・・。」

私の友人の一人が、帰ろうと歩き始めた皆を呼び止めた。
「ん?何?」
「こ、こ、こ、これ!!?」
友人が差し出したのは、“明かり”に使っていた、『百円ライター』だった。
(皆、それぞれライターを持っていたが、私を含め皆、パニックの中放り出してきていた。)

「ちょ!?何これ!!?」

皆がざわめく!友人が恐怖のあまり握り締めたコブシが固まってしまっているのを、もう片方の手でこじ開けると、
そこに現れたのは、着火する所を風から守る為の鉄製の風防の部分が、奇妙に変形してしまっている異様な形の『百円ライター』だった・・・。

元は“Uの字”の形でライター本体にしっかりと付いていたはず・・・。
だが、それは、細く長く千切れ、りんごの皮を剥いた様に・・・いや!さながらワインの“コルク抜き”の様になってしまっていた!!?

・・・・・・皆再び、しばし沈黙した・・・。

「帰ろうか・・・。」

その後、取り壊されるまで、【相模病院跡】には“肝試し”には行かなかった。
例の『百円ライター』は、その場で捨てられ、今はもう無い。
でも、あの時、あの場所に居た全員の脳裏には、今もコルク抜きの様に変わり果てた『百円ライター』が、在る。


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